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皆さんこんにちは!
創栄自動車株式会社です。
目次
中古自動車販売は“仕入れた瞬間から勝負が決まる”と言われます。利幅、回転、販促の難易度は、在庫の質でほぼ確定。ここでは在庫回転×粗利最大化の考え方、KPI、現場オペレーションを徹底的に深掘りします💡
地域需要マップ:商圏20km圏で登録台数推移・人気ボディタイプ(軽/コンパクト/SUV/ミニバン)・価格帯の成約中央値を把握。
オンライン需要マップ:カーセンサー/グー/自社ECの閲覧数・保存数を週次で比較。検索ヒット数÷在庫数が高いカテゴリは“攻め”。
仕入れ流通マップ:AA(オークション会場)/下取/買取/ディーラー放出車の“季節的な出現率”を記録。決算期・モデルチェンジ前後で波が出る📈
例:地方×ファミリー層強い商圏→スライドドアのコンパクトミニバン+車検長め+ナビ/ドラレコ付は回転が速い。
想定売価:同等条件の上位25%価格帯で勝負(高付加価値戦略)。
目標粗利:軽/コンパクトは15〜25万円、SUV/ミニバンは25〜40万円を目安(仕入〜納車原価含む)。
回転日数:平均45日以内。60日超は“対策シグナル”。
在庫構成:売れ筋6:実験枠3:ロマン枠1。実験で勝ちパターンを増やす🧪
KPI例:
在庫回転率=月間販売台数÷平均在庫台数(1.5以上を目標)
在庫鮮度指数=30日以内在庫比率(60%以上をキープ)
来店化率=問い合わせ数÷閲覧数(1.0〜1.5%を目標に改善)
A. 商品力(10点満点)
走行距離・年式バランス(2)/修復歴・塗装(2)/装備充実度(2)/車検残(2)/ボディカラー人気(2)
B. コスト(10点)
想定整備費(3)/外装内装リカバリー費(3)/名義変更・陸送等の周辺費(2)/金利在庫コスト(2)
C. マーケット(10点)
同条件在庫の市場希少性(4)/成約中央値との売価乖離余地(4)/季節性(2)
合計24点以上=即買い、20〜23点=条件付き、19点以下=見送り。
表は1台1分でチェック、仕入れ“感情”の暴走を防ぎます🧯
視覚:灯火類磨き+ホイール鉄粉除去+ガラス撥水で“写真勝ち”。
触覚:ハンドル・シフト・ドアハンドルの皮脂リセット(アルカリ電解水→中性仕上げ)。
嗅覚:エアコンフィルタ交換+オゾン脱臭15分。
→ 初期仕上げ後に撮影まで一気通貫。初日掲載が命。
コア価格:市場成約中央値+付加価値(整備記録/新品ドラレコ/タイヤ残)分を上乗せ。
バリューパック:ボディコート/ドラレコ/保証延長をセット化し単価UP。
タイムディール:掲載14日経過で5万円、30日でさらに3万円の段階微調整。見切りは早く深く。
写真は外観12+内装10+消耗品/傷補修5=計27枚以上。
1枚目は斜め前45°+ローダウン風、2枚目は運転席俯瞰で“生活の想像”を促す。
説明文テンプレ:「この個体ならではの価値」→「経済合理性(燃費/税金/残価)」→「整備履歴」→「購入後の安心(保証/返品規定)」の順。
Day0 仕入→即日軽仕上げ→撮影→当日中に全媒体掲載
Day7 反響分析→写真差し替え(トップ3枚を季節・時間帯で撮り直す)
Day14 価格微調整・PPC小額投下・来店予約導線をLPで強化
Day30 “在庫紹介リール”作成→SNS広告(地域3km絞り)
Day45 代替提案キャンペーン開始(来店者に“下取強化”)
Day60 売切れなければ卸も含め出口戦略を発動
車は置けば置くほど劣化し、金利も載り、写真も鮮度を失う。回して、磨いて、語って、出す。この循環を速く回すほど、利益と評判は積み上がります。次回は仕入れ・査定の現場スキルをさらに深堀りします👨🔧✨